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2019 年 2 月 14 日

施設見学会

カテゴリー: NEWS — 福祉ネット大和川 @ 12:40 PM

東住吉区自立支援協議会では今年度最後の取り組みとして就労継続B型の事業所さん3か所を訪問させていただきました。 まずはドリームプリンさん、元々は玉子の問屋として営業されていたのですが、自家製プリンやケーキを販売するに当たり、障がいのある方に一連の作業と工賃を保障できることから今年度初めに事業所を立ち上げられました。 しかしスタッフの方は障がい者支援は初めてで、壁にぶち当たることも多いのだそうです。 とはいえ見学中は冬場は商品の管理上、暖房はごくごく控えめの中、利用者さん同士肩寄せ合いながらしっかり作業に取り組めているように映りました。

写真は玉子バキューム!?  これで玉子を吸い取って10個入りパックに入れれば、破損なく能率大幅アップです(*^_^*)

次にパン工房はまちゃんさんですが、こちらも未だ立ち上げから2年程で試行錯誤の段階ながら、脱内職をうたい、就労を目指せるようにと豊富な作業を提供されています。 職員の都合でなく、利用者さんが多くから作業を選べるのはスタッフの負担も大きいですが、利用者さんたちはみな笑顔だったのが印象的でした。

写真はお麩から作ったラスク、試食させていただきましたが食感も味もいい感じです♪

最後にmy夢(マイム)さんですが、こちらも2年目の比較的新しい事業所、場所は元東たんで内装を引き継がれ、新たに他法人さんが就B事業所として開所されています。 ここでは内職が主で常時3~5種類の違う仕事が入ってきており、作業内容に希望も照らし合わせながら、利用者さんはそれぞれの作業に真剣に取り組んでおられました。

写真は玄関口、旧東たんの面影ありますね(^O^)

見学が終わり東住吉会館に戻ってからは各自名刺交換した後、見学先の率直な感想や自分の施設の困っていることから地域課題を探るグループワークを催しました。

今回の施設見学にあたり、枠にはまった作業にとらわれず、利用者さんの能力の決めつけ(この人はこの作業はできないなど)をすることなく、多くの選択肢が生まれるよう新しいチャレンジや発想が職員には必要と感じた方が多くおられました。

地域課題については作業所と家の往復の繰り返しの利用者さんが多い中、地域の利用者さんが集えて、自分の工賃を使うことで労働で賃金を得ることの喜びを知ることができるような買い物スペースが併設されているサロン的な場所があれば、個々の生活も少しは豊かになるのになという話まで行き着きました。

今回も地域のスタッフの方々が本取組みに参加できたのは、送り出した施設並びに不在中の現場を支えてくださった他のスタッフさんのおかげです、各施設の利用者参支援に活かせればと祈っております、ありがとうございました!

また見学先の施設さん、参加者のみなさん、準備会のみなさんもありがとうございました!